宮古島最北端、池間島へと渡るすぐ手前、島民の生活が息づく集落にOLOOは在ります。散歩の先には純白のビーチが現れ、宮古ブルーの穏やかな海を泳ぐ小さな魚たちの群れが姿を見せます。美しい夕陽を見送ると橙と群青が作る感動のグラデーション、そして満天の星空…ここにしかない島時間を日常のように過ごして欲しい。そんな思いでOLOOを作りました。
About OLOO
OLOO(オールー)とは沖縄の方言で「青」を指す言葉で、「ミヤコブルー」と称されるほど美しい宮古島の海から名付けられました。VILLA OLOOのロゴの色は、浅瀬のエメラルドグリーンから沖合のコバルトブルーへと変わりゆくグラデーションの色をモチーフにしています。日常と旅の狭間、自然と神秘の狭間、そんな旅のひと時を上質な空間でお過ごしいただきたいとの想いを込めています。
Karimata Village
狩俣集落は宮古島で最も歴史深い地域といわれ、その歴史は何百年も前から伝わる神歌により口承されています。狩俣はクバラパーズという渡来人が城郭集落を形成したと伝承され、現在もその名残が狩俣集落内で見ることができます。そのひとつが集落入口にあるトゥーリャと呼ばれる石門です。(現在のトゥーリャは戦後間もなく再建されたものです)
狩俣集落では伝統的な神事が一年に約60回行われ、夏のナツブーイ(夏穂祭り)と、冬のウヤガン(祖神)祭は二大祭祀と呼ばれていました。21世紀に入り行われなくなったウヤガン祭は、主に御嶽(ウタキ)内部で神女(神役女性)が山籠もりをして神歌を謡い、神が憑依した神女が集落を練り歩くことで、村へ豊穣をもたらしたとされています。御嶽内部での具体的な祭祀内容は地区の人にも秘され、誰であろうと見ることも許されず、家族にも話してはいけないとされています。(現在も行われている祭祀は、旧正月、竜宮ニガイ、ナツブーイ、十五夜の四つになります)
その他にも先祖の思いが込められた史跡や伝統がたくさん残っており、地区の人ですら決まった日にしか入ることができない神聖な場所がいくつもある「神」と「人」がとても近い神秘的な場所がこの狩俣集落なのです。
美しい海と空だけではなく、歴史と伝統に満ちた狩俣集落で、神秘に触れて学び楽しんでください。